CONTEST

コンテスト

コンテスト受賞作品

コンテスト受賞作品

特別審査員賞

作品タイトル

日光東照宮?いいえ、栃木県鹿沼市です

作品テーマ地域

栃木県鹿沼市

お名前

樫木 華波 さん

作品説明

私は、小さい頃から出身地である鹿沼市の文化が誇りであり大好きでした。
しかし、上京してびっくり。誰も鹿沼市のことを知らないのです。
ものすごい彫刻屋台があるのに、お祭りはユネスコ無形文化遺産に登録されているのに……!?
そんな鹿沼市のことをもっと知ってもらうために、同県内で特に有名な日光東照宮との繋がりに注目したポスターを作ることにしました。
彫刻屋台の屋根部分をクローズアップし、一見日光東照宮かなと思ってしまうようなデザインを目指しています。
ポスターに使用した久保町の屋台は、眠り猫を彫った職人・左甚五郎の後継者が彫刻したとされており、特に日光東照宮との繋がりが強い物です。

受賞者コメント

このたびは名誉ある特別審査員賞に選出していただき、誠にありがとうございます。
地元のことをもっと知ってもらいたい、そして魅力を伝えたいという思いで制作した作品を評価していただけたこと、大変光栄に思います。
今回の入賞を通じて、少しでも鹿沼市の知名度アップに貢献できたら嬉しいです。
このコメントを読んでくださったあなたも、是非鹿沼市のことを覚えていってください!

審査員コメント

筒井 美希 氏
彫刻の迫力が画面から迫ってくるようで、最初の一瞬で強く引き込まれました。観光ポスターらしい堂々と(あえて悪く言うと、既視感のある)構成なのですが、作者が持つ「鹿沼市をずっと誇りに思ってきたのに、知っている人が少ない」という実感と、日光東照宮との繋がりに目を向けた理由まで理解すると、この掛け合わせの面白さがより深く伝わってきます。“よく知られていない土地”にあえて“有名で王道な見せ方”を重ねることで、存在感を軽やかに押し上げている作品だと感じました。

作品タイトル

まさかの、隣人。

作品テーマ地域

石川県

お名前

西村 京 さん・吉田 朱里 さん・桐谷 由紀 さん・金津 史佳 さん

作品説明

【石川県民も知らないまさかの事実】
石川県は、伝統工芸文化が非常に盛んな地域です。
なかでも、人口100万人あたりの「人間国宝(重要無形文化財保持者)」の人数は9.02人で、全国で最も多いことをご存じでしょうか。ちなみに全国平均は0.85人です。
工芸部門では11名(令和7年1月時点)が認定されており、これは都道府県として全国最多の数字です。
つまり、私たち石川県民の日常は「究極の技」と隣り合わせ。
いつものコンビニのレジ待ち、バス停のベンチ…
もしかしたら、あなたの隣に並んでいる人が、日本の美の最高峰を担う人間国宝かもしれません。そんなまさかを表現しました。

受賞者コメント

このたびは、特別審査員賞にご選出いただき、誠にありがとうございます。
石川県の日常の中に、気づかないうちに人間国宝の方が溶け込んでいるかもしれない――そんな「まさか」の面白さにこだわって表現した点を評価していただけたことを、たいへん嬉しく思います。
また、制作を通して、身近な風景の見え方が少し変わり、石川県の誇りを再発見することができました。
この経験を胸に、これからも人の心を動かす表現に挑戦していきたいです。
チームメンバーや先生方、関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。

審査員コメント

宇田川 尊志 氏
私が選んだ特別審査員賞ですが、ほかの審査員の評価も高い作品でした。私は新聞記者出身で、知らない事実に飢えているという性質を持ちます。「へえー」という発見が大好物です。この作品から石川県で人間国宝がこんなに多いことを教わりました。その事実をコンビニという日常に落とし込み、分かりやすく表現したデザインはRethinkとCreater双方で完成度が高いと判断しました。登場する4人の目の感じ、平凡感が出ていて、いいですね。

作品タイトル

みんな船に泊まるんだ5年生

作品テーマ地域

滋賀県

お名前

南 政宏 さん

作品説明

滋賀県では5年生になると、学習船「うみのこ」に必ず複数の小学校で乗船し、1泊2日で他校の児童と交流を深めながら学びます。 まず1日目は、避難訓練や船内の見学、寄港地でのウォークラリー等を行います。 そして2日目には、デジタル顕微鏡や水中カメラ画像を使った琵琶湖の生物の観察、琵琶湖の水の透視度調査、カッター活動等の「びわ湖学習」を行っています。琵琶湖愛が深まる取り組みですね。

受賞者コメント

この度は、このような栄えある賞にご選出いただき、誠にありがとうございます。多くの地域で小学5年生の宿泊学習が行われていますが、滋賀県では教育委員会が専用の学習船「うみのこ」を整備し、湖そのものを学びの場としている点が特徴です。県民が毎年「全層循環」という琵琶湖の“深呼吸や水位”を気にかける様子は、こうした子ども時代からの体験学習によって育まれてきたものだと思います。

審査員コメント

カイシトモヤ 氏
雄大な琵琶湖に繰り出した一隻の学習船を空から見下ろす視点。船に一泊するという体験を前に、子ども達は至上の期待と、親元を離れ湖上で一泊する僅かの不安が重なっているだろう。船の小ささと、琵琶湖の大きさを一度に見せる表現は、同時に子ども達の期待と不安という2つの心風景も見事に描き出している。不器用だが熱を含んだ手書き文字は、小さな乗組員が紅潮して宣言する様子まではっきりとイメージできた。上部に置かれた手書きの白文字、下部に置かれた白いボディコピー、その間の贅沢な空間、中央やや上に配置された白い船。完璧に仕組まれたレイアウトがにくらしいが、小学5年生の純粋な気持ちを前にひとまず忘れたふりをしたい。

作品タイトル

世界珍八“傾”

作品テーマ地域

長崎県東彼杵町

お名前

小林 真奈美 さん

作品説明

内海に面した長崎県・千綿駅は、波が穏やかであるがゆえにホームがわずかに海へ傾いています。
この「傾き」は、地形が生んだ偶然でありながら、時代とともに利用者が減り、経営が傾きつつある現状をも象徴しています。私はその“傾き”をマイナスではなく、この土地の個性として再発見し、ユーモアを込めて表現しました。
「経営が傾く前にホームが傾いてました。」というコピーには、 地域の現実を軽やかに受け止めつつ、前向きに発信したいという想いを込めています。
世界でも珍しい“海に傾くホーム”は、観光列車ふたつ星4047が見つけた特等席。
この場所の静けさと美しさを、もっと多くの人に知ってもらいたいという願いから制作しました。

受賞者コメント

このたびは、特別審査員賞を賜り、誠にありがとうございます。初参加・初のポスター制作で、デザインを学び始めたばかりの不慣れな中での受賞に、大きな励みをいただきました。他の参加者の皆さまの作品からは、熱い想いや高い表現力、伝える力に強い刺激を受け、デザインの持つ可能性と力の大きさを改めて実感しました。また、本プロジェクトが社会貢献や地域創生に深く関わっていることにも大きな意義を感じ、この大変貴重な機会に感謝しております。次回もぜひ参加させていただきたいです。

審査員コメント

田原 洋樹 氏
人口減少時代の今、我が国の地域交通のその多くは、厳しい経営状況にさらされています。このポスターからは、それを感じさせないユニークさとともに、魅力ある観光資源のPRが盛り込まれています。
また、ポスターにある「世界でも稀な『海に傾くホーム』はふたつ星が見つけた特等席」というキャッチコピーが秀逸です。自治体の観光誘客ポスターとして、すぐにでも採用してもらえるのではないでしょうか?