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Rethink Creative Contest

2019 チャンピオンシップの審査結果

Rethink Creator 賞

グランプリ

ph

応募ID:1321

作品タイトル

タトゥーのイメージ

お名前

中川 千佳さん
作品説明
石川県には温泉がたくさんあります。他の県にもたくさんあります。
タトゥーがあると入れない公衆浴場と入れる公衆浴場があります。
日本人の入れ墨の歴史、価値観と
他国のタトゥーの歴史、伝統、宗教観、芸術観は異なります。
2020年までカウントダウンが始まっています。
私たちはタトゥーをどう認識すればよいでしょうか。

審査員コメント

竹下 隆一郎 氏

どんなに深いメッセージでも、誤解されてSNSなどで広がりやすい時代の中、きちんとした「メッセージ性があるか」という視点で選びました。
この作品に関してはタトゥーが刻まれている⼿、タトゥーが刻まれていない⼿、両⽅の⽴場を配慮しつつ、上⼿くメッセージを投げかけていると感じました。

布田 尚大 氏

いわゆる「ストーリーの力」みたいなものがここ数年すごく言われてきています。
個別なストーリーの発掘みたいなものが多かったと思うのですが、ちょうど今、次のフェーズに来ていると感じています。
個別のストーリーがありつつも、よりイデオロギーというか既存の支配的な意味を変えていくというところが、
これからのクリエイティブになると個人的には信じているので、この作品はまさにそれをストレートに表現していると感じ、選ばせて頂きました。

特別賞

ph

応募ID:1324

作品タイトル

鰻食浦和訪問記

お名前

中川 雅由さん
作品説明
埼玉県浦和は鰻の名産地として200年以上続く老舗があり、鰻料理発祥の地ではと一部ではささやかれているような場所です。
ですが県外ではいまいち知名度は薄く、浅草などのメジャーな観光地の鰻の方が有名です。
そこで浦和の鰻を県外だけではなく世界の方たちにも知ってもらおうと、今回の作品を作りました。
着目した点は200年前には江戸からわざわざ歩いて10時間~一泊かけて食べに来た人たちがいたということです。
その道程を海外の方たちの目に留まりそうな和風のイラストに、道中にはもしかしたら、こんな化け物たちがいて、命がけで食べに来ていたかもしれないというパロディを混ぜて描きました。
また、昔は徒歩でも今は東京から30分でこれるということと、うなぎを食べるために浦和にくることを、本来なら東京がのぼりですが、浦和をのぼりとして捉え、うなぎのぼりというキャッチコピーにしました。

審査員コメント

村上 敬亮 氏

ずっと地方創生部局にいるので、持っている問題意識は「自分の価値を高く売れ」ということ。
そのために自分の何が良いのかということを「食えば分かる」「使えば分かる」だけじゃなく言葉で説明しないとならない。
自分の商品を高く売る努力が必要という問題意識がある中で、自分のものを高く売り込もうとしているこの作品に好感を持ちました。

鶴本 晶子 氏

「インバウンド」という言葉は今非常に形骸化してきており、どのように観光客を迎え入れるかということが「おもてなし」の一言で大きく捉えられたり、
ビジネスというところになっていたりします。そういう事がある中で「体験の質」みたいなものを提案できた方が良いと思い、世界からの観光客に対し、
体験の誘発ができているこの作品は素晴らしいと感じました。

特別賞

ph

応募ID:1431

作品タイトル

城?あぁ、薪にした。

お名前

永瀬 瑛美さん
作品説明
外国人旅行客に人気のお城。
実は、私の住む鳥取県米子市には今建っているお城はありません。
なぜなのか、その理由がびっくりなんです!

2020年に向けて注目されている日本、そして外国人が訪れるべき観光地ランキング1位にも選ばれて訪れる人が増えている鳥取だからこそ、こんな鳥取知らなかったを体験してほしいと思い作成しました。

審査員コメント

西 樹 氏

クリエイティブとして「言いたいことを一回吸収して飛躍したもの」と「言いたいことをストレートに出すもの」と方向性が2つあると思っています。
今回はクリエイティブのコンテストなので、そこをグッと飲み込んでシンプルに生み出すものが基本的に良いのでは、という方向で選ばせていただきました。
この作品に関しては、地元の方も知らない方がいらっしゃると思うのですが、そこにちょっとしたストーリーがあることを端的に表すコピー力と表現力がすごく良いと感じました。

JT Rethink 賞

グランプリ

ph

応募ID:1163

作品タイトル

おもいこみ

お名前

森 絵里奈さん
作品説明
■作品説明
・伝えたい人
今のタバコを知らないひと。

・伝えたい事
それ、煙じゃない。

・Rethinkした背景
私は、古くから製紙業が勃興し製紙業とともに発展してきた富士市という街に住んでいます。
そこには煙突が沢山あり、白い「煙」が出ているように見えます。
でも実は、煙突から出ている煙は「水蒸気」だと知りました。
タバコ=煙=悪というものの連鎖を止めたいと思いました。
「思い込み」の視界は、もったいない。
富士市を知らない方々にも来る前に知ってほしいと思い、今回Rethinkしました。

・Createしたポイント
煙だと思いこむと、ケムリにしか見えなくなる。
方法調べて、Photoshopで加工し表現してみました。

・アピールポイント
職業上休みが中々合わず、セミナーに参加できませんでしたが、
知人のクリエイターの方からアドバイスを頂きながら制作しました。
デザインソフトを使った、初めての作品です。

審査員コメント

呉 京樹 氏

煙突から出ているのが「⽔蒸気」だと、読んだ時に「お、そうだったんだ」という単純な視点から、
⼈の⾒⽅というのは固定概念があって、⾃分で思い込んでいるものは思い込みで進んでしまうんだなと改めて気付かされました。
またRethinkしていくというテーマにすごく合っていたのも評価のポイントです。

特別賞

ph

応募ID:1120

作品タイトル

博物館

お名前

常光 武志さん
作品説明
石川県はミュージアムの多い街です。無料開放の展示も多くあり、散歩ついでに立ち寄ることもできます。そんなアートに触れる機会の多い県民性から、博物館という題材を思いつきました。 2020年の4月から大半の施設の屋内では喫煙専用室以外でタバコが吸えなくなります。灰皿を置いただけの喫煙所は、来年にはすでに珍しいものとなり、10年後にはタバコの進化に合わせ、喫煙所そのものは「過去の文化」となると予想します。散歩で博物館に立ち寄った若者が「そんな事があったんだ」と知る程度になる未来を表現しました。

審査員コメント

竹下 隆一郎 氏

タバコというものをかなり俯瞰して批評的に捉えているのが面白い作品だと感じましたし、
ネットでも話題になりそうな作品だと感じました。

鶴本 晶子 氏

「未来」の捉え方が、時間軸をすごく先に置いていたり、博物館という装置の中に入れたり、とても洗練された表現だと感じました。

特別賞

ph

応募ID:1152

作品タイトル

神輿を担いで気が付いたこと

お名前

管 拓也さん
作品説明
地元のお祭りで神輿を担ぐと当然体がぶつかり合うほど近くにきます。タバコを吸っていない人は吸っている人のタバコのニオイが気になるけれどニオイがしなくなったタバコのお陰で去年と同じ顔触れのおっちゃんたちからタバコのにおいがしなくなったというテーマで制作しました。

審査員コメント

西 樹 氏

神輿を担いでいて、 タバコを吸う人・吸わない人が一緒になるというシーンが端的に表されているところに魅力を感じました。

布田 尚大 氏

一見個別的でありながら、こういった原風景は誰もが「それあるよね」って共通が取れているという部分を
クリエイティブに昇華しているところが非常に面白いと思いました。