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PROJECT REPORT

Rethink講座&ワークショップレポート 徳島編 ~お題は、令和のぽんぽこ狸?~

「…これが徳島の象徴??(言ってない)」

2021年最初のRethinkセミナーは、四国・徳島。
徳島といえば阿波踊りですが、今回のワークショップでは、知る人ぞ知る(?)タヌキが登場。
はたして、参加者はこのぽんぽこから、一体どんな「地元の魅力」を再発見することができるのでしょうか…?

2021 Rethink Creator PROJECT 第1回 徳島セミナー

【日時】 6/2(水)18:00~20:30
【会場】 とくぎんトモニプラザ (徳島県青少年センター)3F大会議室
【住所】 〒770-0851 徳島市徳島町城内2番地1
【定員】 リアル参加20名、オンライン参加50名

徳島セミナーの会場&参加者は?

 

徳島セミナーが行われたのは、とくぎん トモニプラザ(徳島県青少年センター)。格安の都度払いで利用できるフィットネスジム、バドミントンやサッカー、ボクシングなどのスポーツ講座のほか、絵画やアロマ、ヨガ、書道、ダンスなどの文化講座、お料理教室など、さまざまなイベント・講座が行われている施設です。

今回のセミナーの参加者は、男女比2:1。年代は20~60代まで幅広く、県外からのオンライン参加者もいらっしゃいました。

属性としては、会社員・公務員が4割、自営業・フリーランスの方が3割、学生が2割といった割合。クリエイティブなお仕事未経験者が半数と、「初めてだけどクリエイティブに触れてみたい!」といった方が多かったようです。

ちなみに、昨今のコロナ状勢を鑑みて、リアル・オンライン双方で参加を募り、会場が密にならないようリアル参加の人数は限定。入室前の検温や消毒の徹底など、万全の感染対策を尽くして開催されました。

徳島セミナーの講師はこんな人!

井上 和俊(Inoue Kazutoshi)

職業:アートディレクター
在住地:愛媛県
株式会社KuruSPO代表。スポーツをしたい人とジムや教室をweb上でマッチングする「KuruSPO」を運営する井上氏は、四国・愛媛出身。東京のデザイン会社(地下にCLUBがあるという、テクノ・ハウス好きな井上氏にはドンピシャな環境)勤務→ノマド民に憧れ30歳で故郷にUターン→2017年に「なぜか(笑)」同社を立ち上げ、「KuruSPO」以外にも愛媛FC(サッカーチーム)の広告展開など、故郷の活性化のために尽力している。
Uターンで地元の魅力を再発見した自身の経験を伝えたいと、Rethink Creator PROJECTに参加。全体の進行を担当する。

 

井上氏のRethink Createはこちら>>

石原 佑(Ishihara Yu)

職業:デザインコンサルタント
在住地:徳島県
デザインファームBLUE https://openblue.world/ 代表。デザイン会社勤務→北米にて雑誌のアートディレクター→2018年に生まれ故郷・徳島で同社を創業。受託デザインのみならず、ブランド戦略~実務までワンストップで手掛け、関西圏では有数のノウハウを保有している。地元・徳島ならではのおすすめスポットやフードを紹介するなど、参加者視点でセミナーをナビゲート。

Rethink Creator PROJECT 徳島セミナー、いざスタート!

まずは、Rethink Creator PROJECTを企画・運営している「株式会社クリエイターズマッチ」代表・呉(ご)がご挨拶。料理人→デザイナー→営業マネージャー→起業…と、一風変わった経歴の持ち主です。

クリエイターズマッチは、制作・教育・開発の3つの事業を通して「クリエイターが働きやすい世界を創造する」ことを目的とした会社。日本全国にいるクリエイター志望者へ学びの機会を、パートナークリエイターにはキャリアを広げるためのお仕事・作業効率を上げるためのシステムなどを提供し、資生堂やアディダス、バンダイなど、数多くの大手企業との取引実績もある企業です。
Rethink Creator Seminarは、その「教育」のひとつで、Rethink PROJECTの一環としてクリエイターズマッチが運営しているセミナー。
「地元を誰かにまかせない。」というキャッチコピーのとおり、クリエイターの地産地消を目指して、地元の人しか知らないその土地の魅力を再発見して発信する方法を知ることができる、デザイン未経験者でも受講可能なクリエイティブセミナーなのです。

 

セミナーでは、オンライン参加者とのコミュニケーションはチャット機能を通して行います。
チャットのテストとして「どこから来ましたか?」と質問してみたところ、徳島市内以外に、米子・宮崎などからのオンライン参加者も。気軽にクリエイティブを学べる機会は、遠隔地に住む方のアンテナにも響いたようです。

続いて、今回の講師を務めるお二方の自己紹介。2人とも四国出身で、地元を元気にする活動主旨に賛同し、講師として参加者と一緒に地元の魅力をRethinkすることにワクワクしているご様子です。

さあ、四国民による四国民のためのクリエイティブセミナー、はじまり、はじまり。

徳島セミナーレポート其の壱 Rethink講座 IN 徳島編

Rethink講座は、講師の井上さんと石原さんの軽妙な掛け合いで進んでいきます。

Rethinkとは、「視点を変えて考える」という意味。
具体的にどのように視点を変えるか、というと…
1.FILTER  2.INSIGHT 3.CAPTAという3つの見方で「視点」を変えてみることで、地元の魅力を新しいカタチで伝えよう、という試みなんです。

 

さっそく、Rethinkで徳島の魅力を見つけてみよう!ということで出てきた画像は、徳島の人なら一度は登ったことがあるはずの「眉山」からの風景。石原さん曰く、ロープウェイがあり、徳島が一望できる絶景スポットなのだとか。
画像そのまんまだと、不特定多数に徳島の有名なモノを紹介する、という状態ですが、「特定の誰か」をイメージしてみると、ちょっと違った切り口が生まれてくるのではないでしょうか?

 

そこで石原さんが例として挙げたのは「炭水化物好きの先輩」。その先輩に徳島を紹介するなら…?
石原さん曰く「炭水化物好きなので、“半田素麺”ですね」。
半田素麺とは、徳島県の半田地区と言われるエリアで作られている、口に入れると麺がピチピチ跳ねると言われるほどコシの強い素麺なのだとか。ウン、炭水化物Loverならきっと「食べてみたい!」と思うはずですね。

このように、同じ「徳島って最高だよ!」というメッセージだとしても、特定の「誰か」をイメージすることで、「何を」魅せるかは大きく変わってきます。これが、FILTER。

 

お次は、INSIGHT。
石原さんからは、先ほど例に挙げた炭水化物好きの先輩と半田素麺を組み合わせたのはなぜか?という理由として、
「ほかの麺にはない細さとコシの強さを味わってみて欲しい」という想いが明かされました。

単純に紹介したいモノの外側を表すのではなく、伝えたい相手を思い浮かべて、相手にマッチしたそのモノの内側を伝えると、ひと味違ったメッセージになるというワケです。

 

最後は、CAPTA。これは、対になるモノとしてDATAと比較すると分かりやすいかも。

・データ:性格で堅い情報(数値や属性、位置や時間などの定量的な情報)
・カプタ:自由でやわらかい情報(現象や心理、物語などの解釈が色々ある情報)

ここでまたまた登場したのが半田素麺。
井上さん「石原さん、半田素麺推しですね笑」
石原さん「美味しいんですよ、ホントに!」

半田素麺をデータで伝えると「2000年の伝統 半田素麺」という感じ。
カプタで伝えると「新しい麺に 箸が止まらない」という感じになりました。
うんうん、カプタの表現だと、麺好きはもちろん、それほどではなくても「何それ?」って、ちょっと興味をそそられますね。

FILTER・INSIGHT・CAPTA、3つの手法でRethinkしてみると、身近な魅力が沢山見つかる。同じモノでもさまざまな表現ができる。それが実感できた講座でした!

 

ここでは講座の一部をご紹介しましたが、実際にはほかにも地元のスポットやグルメがたくさん紹介され、講師がRethikして新たな魅力を発見してくれました。
地元の人も知らない名所や名物が次々と出てくるのを見ているだけでも楽しいのに、そこにRethinkでより魅力的なメッセージが添えられると、「行ってみたい!」「食べてみたい!」という気持ちが高まります。

 

「セミナー後、街を歩くと発見だらけ!」
「クリエイティブって難しそうって思ってたけど、視点を変えるだけで色んなアイデアが湧いてくるんですね」
と、参加者からも大好評。このセミナーに参加したことがきっかけで、今はデザイナーとして活躍する先輩もいるんですよ。

こんなに充実した講座&ワークショップなのに、未経験大歓迎、参加費は無料。
興味が湧いた方は、今後のセミナー開催予定をチェックしてみて下さい!

 

Rethink Creator Seminar2021 セミナー開催情報はこちら>>

徳島セミナーレポート其の弐 Rethinkワークショップ IN 徳島編

RethinkワークショップIN徳島のお題1 徳島といえば、外せないコレ。

休憩時間を挟んだ後は、学んだことを即実践、ということで、Rethinkを使ったワークショップの始まりです。
地元の写真のコピーを考えて、地元の魅力を伝えるポスターにしてみよう!ということで、最初のお題はというと…。
そう、阿波踊り!やっぱり徳島といえばコレですよね。
石原さん「小さいころから時期がくると何かソワソワしちゃってましたね」とのことで、徳島県民なら皆心に染みついている伝統行事です。
一見「ベタ中のベタ」にも見える阿波踊りの画像が、どんなメッセージを持ったポスターになるのでしょうか?

ターゲットを決めよう1~さあ、誰に届ける?

【オンライン】
  • コロナの在宅ワークで運動不足と感じている人へ
  • 小さなお子さんがいるお母さん
  • お祭り好きで騒ぎたいはずの元上司
  • 伝統文化好きの方
【リアル】
  • 東京在住、リモートワークが続いているが気分転換に週1出社しているWさん
  • キレイ系な衣装が気になる人へ
  • 阿波踊りは知っているが見たことは無い、魅力を知らない人たちへ

 

まずは、この阿波踊りの画像を「誰に届けるか?」を決めるためのアイデア出し。
撮影者の気持ちになって、伝えたい相手を想像してみよう!とのことで、参加者は2分でギュギュ!と考えて用紙に記入(オンライン参加者はチャット投稿)していきます。
石原「在宅ワーク…コロナ禍で多くの人がストレスが溜まっていたり、運動不足になったりしてますよね」
井上「そういえば、阿波踊りって今や色んな地域でやってますもんね。本場が徳島だって伝えるのもいいかも」
続々と挙がってきた案から、徳島出身の石原さんが選んだのは、地元民としての想いがこもったコレ!

阿波踊りは知っているが見たことは無い、
魅力を知らない人たちへ

コピーを考えよう1~さて、どのように伝える?

【オンライン】
  • 和風仮面舞踏会で巻き起こるサスペンス
  • 輝く踊り天国・徳島の夏!
  • 夏だ、ひょい!踊らな、ひょい!徳島、ひょい!
  • 私の顔を見たいなら、踊りにおいで阿波おどり
【リアル】
  • 集え、阿呆共
  • 一年に一度の私を見て。
  • まーいっしょに踊らんけだ!
  • 踊らぬ今日に…明日は無い!

 

ターゲットが決まったところで、続いては「相手に対するメッセージや印象的なワード(カプタ)を見つけよう」!
インスタのハッシュタグを付けるノリで、どんどんアイデアを挙げていってもらいます。

井上さん「ちなみに石原さんは阿波踊り、踊ったことあるんですか?」
石原さん「実際の阿波踊りに参戦したことはないですが、小学校で踊りましたね」
なんて講師の2人が思い出話に花を咲かせているあいだに、参加者からはアイデアが続々と!

 

次に、沢山挙がったカプタを組み合わせてコピーを創り、挙げていきます。

井上さん「サスペンス?!気になりますねぇ。阿波踊りってサスペンスなんですか?石原さん」
石原さん「やっぱり気分がアガるんで…色んな物語がある感じ、出てますよね」

石原さん「本番当日は道端のいたるところでやってるんで、まさに阿呆になろう、って感じです。誰でも入れる連(阿波踊りのグループ)もありますし」
井上さん「ほおお。あ、芸能人が参加したりしてるの、ニュースで見ますもんね」

参加者から沸き上がるアイデアに、講師2人も楽しそう。
そして…選ばれたコピーは、シンプルながらインパクト大!なコレ。

集え、阿呆共。

レイアウトを決めよう1~プロの技、拝見!

コピーが決まったところで、参加者の多数決で「文字(フォント)の種類」と「文字のレイアウト(縦書きか横書きか)」を決めます。
選ばれたのは、「明朝体&縦書き」。
決まったフォントを決まったレイアウトで、微調整を加えながらリアルタイムでポスターが出来上がっていきます。文字の位置や記号の使い方をひと工夫してみたりと、プロの技に感心。
サクサクっとレイアウトが決まっていき…さあ、仕上がりはどんな?

完成!これが、ひとつめのRethink。

参加者みんなで創った、ひとつめのRethinkが完成しました!
美しい衣装で阿波踊りを舞う女性に囲まれた男性。「集え、阿呆共」の「、」をその男性の汗に見立てて、「、、、」と3つ置いてみたのが、ちょっとクスリとなるPOINTです。
レイアウトを工夫することで、まるで始めから決まっていたみたいに、写真とコピーがしっくりピッタリ嵌ったポスターになりました。

井上さん&石原さん「“阿呆”という言葉は一見キツく感じられるかもしれませんが、“、”の位置を男性の汗のように工夫したり、画像とコピーの調和がとれた配置になったことで、統一感が出て、インパクトがありつつも阿波踊りの熱狂を美しく面白く伝えるポスターになったと思います。」

阿波踊りという超メジャーなお祭りが、Rethinkしてみることで新たな魅力を持ち、ユニークなポスターに。
学んで即実践できるお陰で、Rethinkの醍醐味をしっかりと味わえるセミナーになっていますね。
「自分にもできちゃうかも?」もちろん、できます!
クリエイター未経験者もデザイン未経験者も気軽に参加できて、しかも無料!のRethink Creator Seminar、あなたもぜひ参加してみて下さい。

Rethink Creator Seminar2021 セミナー開催情報はこちら>>

 

RethinkワークショップIN徳島のお題2 ついに出た!謎のぽんぽこ。

2つ目のお題は…んんん?何でしょうこの狸の像は…?
このページ冒頭にも出てきましたが、これは「阿波の狸合戦」という、徳島に伝わる伝説をもとにした像。江戸時代に徳島でタヌキたちの大戦争が起こったと言われていて、某世界的有名アニメーションスタジオが手掛ける映画にも、そのまんまの風景が出てくるのだそう。

 

井上さん「アニメの聖地巡礼みたいな感じで観光客が来られたりもするんですか?」
石原さん「そうですね、そういうツアーが組まれたりもしているって聞いたことあります。ただ、四国って至る所に狸名所?があってですね、一説にはロシアから来た狸と闘った、なんて話も…」
井上さん「…そうなんですね汗。石原さんがここまでタヌキに詳しいとは、意外でした。徳島の方はみんな知ってるんですか、そういうの?」
石原さん「いえ、恐らく私がちょっとタヌキが好きすぎるんだと思います…恥」
講師の思わぬオタク?ぶりが判明したところで、ターゲットを考えていきましょう!

ターゲットを決めよう2~さあ、誰に届ける?

【オンライン】
  • 小学生のたぬき好きへ
  • 在宅ワークでメタボった上司
  • お地蔵さんが好きな人
  • 世界遺産好きな先輩
【リアル】
  • 歴史好きのインスタグラマー
  • 童話、神話好き
  • 金長だぬきのことを
    知らないうちの子

リアル、オンランともに、参加者からのアイデアが挙がってきました。
井上「在宅ワークでメタボった上司…たぬきっぽいってことですかね笑。…ん?きんちょうまんじゅうとは?」
石原「徳島の名物なんですよ。」
調べてみたところ、金長まんじゅうとは、阿波狸合戦のタヌキをモチーフに、皮部分はチョコレート味で茶色く、中にはあっさりした白あんが入った、徳島土産として人気のお饅頭なんだそう。
井上「歴史好き、童話好き、神話好き…ああ、インスタ映えを狙うってのもアリですね」
石原「そうですね、インスタ映えする写真を撮りたいっていうニーズは、拡散力もありますし、いい視点だと思います」
さあ、こちらも地元講師の石原さんが最終セレクト。選ばれたのは…?

金長だぬきのことを知らないうちの子

コピーを考えよう2~さて、どのように伝える?

オンライン
  • ねえ知ってる?徳島に伝わるたぬきの話
  • 世界一のたぬきの背中、見てみない?
  • ザ 総大将 でーん
  • ちっかもぐもぐ、たぬきぐんぐん
  • 甦る狸の里!
リアル
  • ライバルはまねき猫
  • 最強たぬき、搭乗
  • 強かわいいお友達 ぽんぽこデカたぬき!

 

カプタ投票で挙がったユニークな言葉たちを組み合わせて出来てきたのが、上記のようなコピーたち。
井上さん「ちっか?そういうのがあるんですか?」
石原さん「ええと…ああ!竹ちっか!!ありますあります、これも徳島の名物なんですよ」
ちっかとは、徳島でちくわのこと。竹ちっかとはその名の通り、竹に魚のすり身を巻いて焼いたちくわのことなのだそう。竹についたままかぶりついておやつに食べるのがオススメなんですって。徳島って、知る人ぞ知るソウルフードが沢山あるんですね。
井上さん「みんな面白いですねぇ。石原さん、そろそろ決められそうですか?」
石原さん「うーん…ちょっと10秒もらってもいいですか?」
面白いコピー揃いで、とっても悩んだ末に石原さんが選んだのは、コレ!

ザ 総大将 でーん

レイアウトを決めよう2 ~プロの技、拝見!

ひとつめと同じく参加者の多数決で「文字(フォント)の種類」と「文字のレイアウト(縦書きか横書きか)」を決めますが、ここで意外な事態が。
井上さん「あれ?明朝体の方…いない?」
石原さん「こんなことってあるんですか?」
なんと、全員がゴシック体を選択。コピーの力強さには太くて強いフォントを、ということで、皆の意見が一致する結果となりました。
「ゴシック体&横書き」と、ひとつめのお題の時とは真逆のフォント&レイアウトに決定。
さっそくライブデザインで配置を決めていきます。狸の像がインパクトがあり、背景も含めて空白があまり無い画像。どこにどのように文字を置いていくか、センスが問われるところです。
「ザ」のインパクトをフォントの大きさでさらに高めて、スペースを工夫して…。
言葉の意味が正しく伝わるよう、単語の離れ具合にも配慮しつつ、出来上がったポスターはこんな感じに!

完成!これが、ふたつめのRethink。

ふたつめのRethinkも完成!
狸画像&「ザ 総大将 でーん」は、空のヌケ部分に“ザ”がはみ出た大きさで置かれ、注目を集める配置になりました。
石原さん「“ザ”って、海外だと“あの!”というような煽りの感じで使ったりするんですよ。ここを大きくはみ出させたことで、狸の総大将感が出せてたらいいなと思います」
井上さん「空港降りてこのポスターがあったら、思わず見ちゃいますね」

徳島セミナー、終了! ~参加者の感想は?

最後に、講師のお2人から。

石原さん「みんなでアイデアを出し合ってひとつのモノを創るって、やっぱり素敵なことですね。
こうして地域の特色を発見して発信する、というのを脈々と続けていって、文化って出来上がっていくと思うんで、プロを目指してはいない方も、デザイン的な思考を持って色んなモノを視ることで、地元の魅力を見つけて発信して、文化を形づくっていって欲しいな、と思います。」

井上さん「視点を変え、ターゲットを絞って魅せることで、埋もれている地域の魅力を新しいカタチで伝えることができると思うんです。Rethinkで新たな魅力を発見して伝えることで、これまで興味のなかった人にも徳島に興味をもってもらえる。
私も同じ四国の愛媛出身ですが、知らなかった徳島の魅力を沢山知ることができて、とても良い機会になりました。」

 

締めには、Rethink Creative Contestという、地元の魅力を地元のクリエイターが表現して競うコンテストの紹介が。
2021年のテーマは、「地元のアフターコロナをRethink!」。
これから必ずやってくるアフターコロナに向けて、あなたの地元の「当たり前だと思っていたこと」「意外と知られていないこと」「ちょっと残念なこと」を魅力的に伝えて下さい、ということで、A4タテサイズのポスターを創るというのが課題です。illustratorやPhotoshopといった専用ソフトを使わずとも、Wordなんかで作成してもOKなんですって。
最優秀賞となるRethinkPROJECT賞には、賞金50万円が贈呈される!ということで、デザインやクリエイティブのコンテストとしてはかなり大盤振る舞いなんです。
2020年のRethinkPROJECT賞は、沖縄の意外な風習を紹介したユニークな作品。受賞作を見てみたい方は、2020コンテストの審査結果ページをチェックしてみてくださいね!

 

Rethink徳島セミナー、これにて終了!
実際に参加くださった皆さんのアンケートからは、以下のような感想が寄せられました。

・参加型のセミナーだったので、とても楽しく過ごせました、ペルソナ→キーワードを抽出→コピーの作成、それぞれ分かりやすくて勉強になりました!
・講師の方がライブでデザインができ上がっていく過程を披露して下さり、貴重な作業を見ることができた。
・誰に向けて何をいかに伝えるのか、ステップを踏みながら作っていくデザインの面白さを味わえました。ライブで作品に仕上げていく様を見ることができ、プロのクリエイターの力に圧倒されました。「集え、阿保共」好きです。このままポスターとして使えますよね。
・初めてオンラインセミナーというものに参加しましたが、リアル参加と遜色無く、ストレスも無く、楽しく参加することができました。素晴らしい完成度だと思います。
・これまで色んなオンラインセミナーに参加してきましたが、今回なぜか、初めて勇気を出してチャットに自分の意見を書き込んでみました! お若い先生方のリラックスした進行が、セミナーに引き込んでくださったからかな…と思います。「県西は愛媛とツーツーよ」「ちっか、知らんか?!」なんて独り言を言いながら、完全にリアル参加の気分で視聴できました♪

 

ちなみに、参加者の満足度は80%以上!※
多くの方がクリエイティブに触れ・学び・実践し、刺激や楽しさを感じてくださったようです。
今回のお題となった「阿波の狸合戦」のように、同じ県内でも知らない人もいる、地元の密かな<推し>。
参加者の方が明日からさまざまな<レア推し>を発見・発信し、徳島が小さな推しでいっぱいになるのが楽しみです!

※参加者アンケートで「とても満足できた」「満足できた」と回答された割合

Rethink Creator Seminarページへ>>

Rethink Creator Seminar、あなたもチャレンジしてみませんか?

Rethink Creator PROJECT徳島セミナー、いかがでしたか?
「面白そう」「自分も参加してみたいな」と思った方は、以下のページから今後のセミナー開催予定をチェックしてみてください。
ご自身の地元にも、Rethink Creator Seminarがやって来るかも?

 

リアル&オンラインのハイブリッド開催だから、開催地外からのオンライン参戦もOK!
デザイン・クリエイティブ経験の有無は問いません。未経験者も初心者も大歓迎。
エリア毎に例題やワークショップのお題は毎回変わるから、このレポートを読んでくださった方も新鮮な気持ちで受講できるはずですよ。


約2時間ちょっとのクリエイティブ体験で、地元を視る目がガラリと変わり、創造の芽がぴょこんと顔を出す。
Rethink Creator Seminarで「地元を誰かにまかせない」あなたに、出会ってみてください。

 

 

 

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