REGION DESIGN FACTORY
地域デザインファクトリー
2024年 地域デザインファクトリー 徳島
【対象地域】 徳島県
【協力自治体】 観光スポーツ文化部 万博推進課 / 経済産業部 企業支援課
【テーマ】 大阪・関西万博における阿波おどり催事 / 徳島バッテリーバレイ構想
【期間】 6月〜12月
【活用先】 県HPに掲載、県公共施設や催事当日の万博会場内等に掲示 / 県が出展する展示会や県公共施設等に掲示、県HPへの掲載、県内企業・高校へ配布
テーマ
「大阪・関西万博における阿波おどり催事」と「徳島バッテリーバレイ構想」
「地域デザインファクトリー徳島」は、「大阪・関西万博における阿波おどり催事」と「徳島バッテリーバレイ構想」の2種がテーマです。
1 「大阪・関西万博における阿波おどり催事」
徳島県では、「大阪・関西万博」において、2025年5月2日(金)と3日(土)に「自治体参加催事」として「阿波おどり」を実施します。阿波おどりの実施に当たっては、万博会場に設置される「大屋根(リング)」が象徴するように、世界中から集う多様な人々を一つに繋げる「輪」をコンセプトとしています。会場内で「多様な踊りの輪」を生み出し、来場者を巻き込みながら踊りの輪を重ねることで、会場全体で最高の高揚感と一体感を創出することを目指します。
6月27日(木)に実施したワークショップを皮切りに、徳島が世界に誇る阿波おどりの魅力をどのように万博来場者・来場予定者へ伝えていくかを、県内在住クリエイターチームが「Rethink(=視点を変えて考える)」をしながら同県関係者と共に検討しました。
クリエイター4名が協力し、導き出したコンセプトは「阿波踊りの魅力をRethink」。
万博では非日常的な体験を求めて多種多様な人々が多く訪れること、阿波おどりの歴史的な一日になるであろうことから、「世界が踊る」と力強い筆文字で表現しました。また、連綿と続く阿波おどりの歴史を感じられるよう、1970年に実施した大阪万博で撮影された写真を使用し、現在へと続く流れが渦のように未来へと向かっていく様子を表しています。
2 「徳島バッテリーバレイ構想」
徳島県では、脱炭素社会を見据え、蓄電池関連人材の育成と産業基盤を強化することで蓄電池関連産業を徳島県の新たな産業の柱として確立するため「徳島バッテリーバレイ構想」を2024年7月に策定しました。世界市場の拡大が見通される蓄電池関連企業の誘致などを行うことで、2030年までに県内製造品出荷額を2022年比で約2倍の3,000億円に、従業員数を2022年比で約1.2倍の5,000人へ増加させることを目指しています。
6月26日(水)に実施したワークショップを皮切りに、蓄電池関連企業のサプライチェーン構築に向けて構想の目指す姿をいかに分かりやすく印象的に伝えていくかを、県内在住クリエイターチームが「Rethink(=視点を変えて考える)」をしながら同県関係者と共に検討しました。
クリエイター4名が協力し、導き出したコンセプトは「徳島の未来をRethink」。
蓄電池関連企業の拠点となる未来の徳島の風景をイメージし、アイキャッチ性を高めながら目指す未来を明るく表現しました。蓄電池産業の先進県に向けたキャッチコピーを配置し、構想の存在を印象深いものに仕上げています。
参加クリエイター

石原 佑(Ishihara Yu)
徳島大学 特任助教、NPO法人Arts Shikoku 代表理事・デザインコンサルタント
- プロフィール
- 東京造形大学卒業後、デザイン事務所にて大手メーカーや外資系企業のクリエィティブディレクションに従事する。その後、北米にて雑誌のアートディレクターを経て、2018 年より生まれ故郷の徳島県にてデザインスタジオBLUE を創業。現在、地元企業を中心にデザインコンサルティングを行っている。これまで、デザイン振興の一環として展示発表も精力的に行っておりAXIS gallery ではデザインの未来を担う「金の卵」として展示し、デザイン誌AXIS にも掲載。

浮津 吉陽(Ukitsu Yoshiaki)
デザイナー
- プロフィール
- 四国大学短期大学部デザイン専行卒業、徳島市でオリジナルグッズ制作会社、フリーペーパー出版のベンチャー企業を経て広告制作会社にて10年勤務のちフリーランスのデザイナーとして独立。個人ビジネスから店舗や企業、行政など幅広いお客様にデザインワークを提供しています。(2024年で開業10周年)

高尾 美由姫(Takao Miyuki)
戦略型クリエイター
- プロフィール
- 会社員デザイナーから、2022年にフリーランスへ転身。知り合いのグラフィックレコーディング(グラレコ)に魅せられてグラレコを学び、それをきっかけにグラフィックレコーダー兼イラストレーターとしても活動開始。現在は手描きの温かいイラスト×デザインで顧客の個性を生かしたブランディングデザインを行っています。

尾田 知子(Oda Tomoko)
クリエイター
- プロフィール
- 大学卒業後、販売、事務、DTPなど多岐にわたる職業を経験。その中で広告・印刷業界で制作活動に魅力を感じ、前職の徳島県内のメーカーでは通販関連の業務をこなしつつ、チラシ制作や社内デザインにも取り組んだ。現在は、デザインや動画編集などのスキルを活かし、地域のお客様のにぎわい創出への貢献を目指す。

岡本 早弥香(Okamoto Sayaka)
グラフィックデザイナー、イラストレーター、WEBデザイナー
- プロフィール
- 大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科を卒業後、大阪のコスメ雑貨メーカーで商品企画とパッケージデザインを5年担当。現在は、地元徳島を拠点にグラフィックWEBデザイナーとして活動。過去に、地元鴨島町のまちづくりや、ご当地スイーツ、五九郎(ごくろう)大判焼きなど賑わい創出事業に従事。またマイバッグ持参推進を啓発するマイバッグガールズとして9年間エコ活動に携わる。

神原 幸子(Kanbara Sachiko)
アートディレクター・グラフィックデザイナー
- プロフィール
- 徳島の企業や自治体を中心に広告のほか、コンセプトワークから
ブランディング・グラフィック・デジタル分野まで幅広いジャンルの仕事を担当。

今倉 裕博(Imakura Nobuhiro)
コピーライター
- プロフィール
- 1971年徳島生まれ。1994年、株式会社ベーシック入社。新聞広告、ポスター、Webサイト、イベント等、あらゆる広告の企画・制作に携わる。2005年取締役に就任。2006年より東京都の編集プロダクションに移籍し、全国誌の編集業務に従事。2007年、小松島市にクラゲデザインを設立。県広報や企業PR等のディレクションやコピーライティングを幅広く手掛けている。
成果物

「大阪・関西万博における阿波おどり催事」PRポスター

「徳島バッテリーバレイ構想」PRポスター
取り組み風景







