CONTEST
コンテスト
Rethink PROJECT賞
作品タイトル
空気でごはんがすすむまち
作品テーマ地域
鹿児島県枕崎市
お名前
西村 秋風 さん
作品説明
鰹節の生産量日本一を誇る鹿児島県枕崎市は、市内に47軒もの鰹節工場を構え、実際にまちの中でも鰹節を燻す香りが漂っています。
そこにいるだけでつい白ごはんがすすむ枕崎。ぜひ一度、美味しい空気をご賞味ください。
受賞者コメント
この度は、Rethink PROJECT賞に選出していただきありがとうございます。思い入れのある鹿児島県枕崎市をテーマにした作品で受賞でき、大変嬉しく思います。鰹節の名産地である枕崎市に訪れた際、街一体に香る、鰹節の香りが面白いなと思ったので作品のテーマにしました。作品を見た方が枕崎市を知っていただき、また興味を持つきっかけになれば幸いです。
審査員コメント
筒井 美希 氏
最初は「どういうことだろう?」と疑問に思ったのですが、意味を理解した瞬間、本当に美味しそうな匂いが漂ってくるように感じられました。五感に訴えかける切り口って強いなと思わされた作品です。背景の写真にノスタルジーを感じる点も良いですね。
中嶋 克安 氏
『鰹節のかおり』を『空気でごはんがすすむ』と表現し、そのメインビジュアルも町のあたたかい雰囲気を感じる一枚写真で見事にまとめた秀逸作品。
竹下 隆一郎 氏
フォントの明晰さと、12文字でまとめた手腕に脱帽。少しお米が残っているお茶碗。そこに「心のひっかかり」が生まれ、おかわりのために訪ねたくなる。
鶴本 晶子 氏
夕暮れ、空のお茶碗、ローカルな空気感、そこに漂う鰹節の香り、五感に響いてくる秀逸な感性が漂う。まさにローカルをリシンクし、表現する素晴らしい作品。
加藤 優子 氏
最初は「どういうことなんだろう?」と思いましたが、よく見てみるとまるで作品から香りが漂ってくるようでした。夕暮れの枕崎市の空気が伝わってきて、「行ってみたい、現地で実際に香りを嗅いでみたい!」と思えるような作品でした。
特別テーマ
作品タイトル
意外とレアだった!?男鹿のなまはげ
作品テーマ地域
秋田県男鹿市
お名前
大橋 やや子 さん
作品説明
なまはげの存在は全国的に知られているが、他県の人との会話でその文化が一部地域にしかいないことを伝えると、驚かれる経験をした。一部の地域で、中でもたった1日と限定的であることに着目し、限定感に目を引き、魅力的に感じるスーパーの特売チラシ風に表現。また、祭りの様子はあえて描かないことで興味をそそらせ、実際に訪れて見てほしいという思いを込めて制作した。
受賞者コメント
この度はRethink PROJECT賞に選出いただき、ありがとうございます。初対面の相手との会話で、地元の話をするのは鉄板だと思います。そんな他愛もない、日常の会話の中で生まれたアイデアです。なまはげが民家を巡るのは年に一度ですが、男鹿真山伝承館では、観光客向けになまはげの来訪を体験できる実演を行なっています。是非足を運んでみてください。
審査員コメント
筒井 美希 氏
チラシを模した表現で目を引く力はばっちり。そしてよく考えるとこの表現、他の祭りでは成立しなさそうなんですよね。全国的な知名度があり、ナマハゲというシンボリックな存在がいる「男鹿のナマハゲ」だからこそ、あえて王道に表現しなくても伝わる設定が面白いと思いました。
筒井 美希 氏
チラシを模した表現で目を引く力はばっちり。そしてよく考えるとこの表現、他の祭りでは成立しなさそうなんですよね。全国的な知名度があり、ナマハゲというシンボリックな存在がいる「男鹿のナマハゲ」だからこそ、あえて王道に表現しなくても伝わる設定が面白いと思いました。
中嶋 克安 氏
『なまはげ』を写真を使わずに、あえて2色刷チラシのパロディーでポップに表現したインパクトのある作品。
竹下 隆一郎 氏
スーパーのチラシという身近なデザイン。親しみやすさから革新性を感じる。
鶴本 晶子 氏
誰しもがえっ?と思い見入ってしまう、意外な組み合わせ、発想、チラシという日常の馴染み深い媒体と、非日常のなまはげが出逢い、ビビットに私たちに語りかけてくる素晴らしい作品。
加藤 優子 氏
私は男鹿のナマハゲが大好きなのですが、このように怖い顔の神様をあえてポップに表現されたことで親しみやすくなり、なまはげを見たことがない人でも会ってみたくなる力があると感じました!ナマハゲ限定アピールの勢いがすごすぎてクスッと笑ってしまいました。