CONTEST
コンテスト
Rethink PROJECT賞
作品タイトル
なにもない?? いや、見えてないだけ
作品テーマ地域
岐阜県
お名前
Sprout さん
作品説明
よく地方に住む人は「うちの地元は何もないよ」と言います。岐阜県瑞浪市も例に漏れず「なにもない」ところです。でも、実際は「なにもない」のではなく、「見えていない」だけなのです。海無し県の岐阜県ですが、実は2000万年前は海の底でした。そのため、岐阜県瑞浪市では貝類や魚類の化石がよく見つかります。2022年6月には海生哺乳類「パレオパラドキシア」の化石が地元住民によって発見されました。背骨が繋がった状態の全身骨格の発見は国内では初めてだといいます。ほかにも、市内では重要な化石の発掘が相次いでいますが、残念なことにこういった発見は地元住民にあまり知られてはいません。私たちの地元にこんな面白い発見があったのだという事をまず地元の人たち自身にも知ってもらいたい、そんな思いでこのポスターを制作しました。また、瑞浪市を流れる土岐川の河原では化石採集が体験できます。「なにもない」ところだと言われる瑞浪市ですが、日本初、世界初の大発見が出来る場所かもしれません。ぜひ遊びに来て太古のロマンを感じてください。
受賞者コメント
Rethink PROJECT賞に選出していただきありがとうございます。この作品はあまり知られていない地元の素晴らしさに気づいて欲しいという思いで制作しました。あまり知られていない地元の魅力というのは私の地元瑞浪市に限らず、どこにでもあると思います。そういった地元の魅力をこの作品を見た方々にも考えて欲しいという願いを込めています。ぜひ、皆さんの地元の素敵なところやおもしろいところ、今まで知らなかった地元の魅力に目を向けてみてください。
審査員コメント
竹下 隆一郎 氏
地元に何もない、という時「現在の地上に見えているもの」しか見えてないことに気付かされる。歴史とユーモアが混じった好作品
西 樹 氏
「うちは何もない」という「地方あるある」を逆手にとったメッセージを巧みなデザインでアプローチしている点が秀逸。海無し県がかつては海の底…読めば、このギャップあるエピソードも見る者のトリビアの一つになるのも面白い仕掛け。
鶴本 晶子 氏
ビジュアルとコンセプトがぴったりと合致した。見た目も美しい。素晴らしい作品。