CONTEST
コンテスト
Rethink Creator 賞
グランプリ
作品タイトル
タトゥーのイメージ
お名前
中川 千佳さん
作品説明
石川県には温泉がたくさんあります。他の県にもたくさんあります。
タトゥーがあると入れない公衆浴場と入れる公衆浴場があります。
日本人の入れ墨の歴史、価値観と
他国のタトゥーの歴史、伝統、宗教観、芸術観は異なります。
2020年までカウントダウンが始まっています。
私たちはタトゥーをどう認識すればよいでしょうか。
審査員コメント
竹下 隆一郎 氏
どんなに深いメッセージでも、誤解されてSNSなどで広がりやすい時代の中、きちんとした「メッセージ性があるか」という視点で選びました。
この作品に関してはタトゥーが刻まれている⼿、タトゥーが刻まれていない⼿、両⽅の⽴場を配慮しつつ、上⼿くメッセージを投げかけていると感じました。
布田 尚大 氏
いわゆる「ストーリーの力」みたいなものがここ数年すごく言われてきています。
個別なストーリーの発掘みたいなものが多かったと思うのですが、ちょうど今、次のフェーズに来ていると感じています。
個別のストーリーがありつつも、よりイデオロギーというか既存の支配的な意味を変えていくというところが、
これからのクリエイティブになると個人的には信じているので、この作品はまさにそれをストレートに表現していると感じ、選ばせて頂きました。
特別賞
作品タイトル
鰻食浦和訪問記
お名前
中川 雅由さん
作品説明
埼玉県浦和は鰻の名産地として200年以上続く老舗があり、鰻料理発祥の地ではと一部ではささやかれているような場所です。
ですが県外ではいまいち知名度は薄く、浅草などのメジャーな観光地の鰻の方が有名です。
そこで浦和の鰻を県外だけではなく世界の方たちにも知ってもらおうと、今回の作品を作りました。
着目した点は200年前には江戸からわざわざ歩いて10時間~一泊かけて食べに来た人たちがいたということです。
その道程を海外の方たちの目に留まりそうな和風のイラストに、道中にはもしかしたら、こんな化け物たちがいて、命がけで食べに来ていたかもしれないというパロディを混ぜて描きました。
また、昔は徒歩でも今は東京から30分でこれるということと、うなぎを食べるために浦和にくることを、本来なら東京がのぼりですが、浦和をのぼりとして捉え、うなぎのぼりというキャッチコピーにしました。
審査員コメント
村上 敬亮 氏
ずっと地方創生部局にいるので、持っている問題意識は「自分の価値を高く売れ」ということ。
そのために自分の何が良いのかということを「食えば分かる」「使えば分かる」だけじゃなく言葉で説明しないとならない。
自分の商品を高く売る努力が必要という問題意識がある中で、自分のものを高く売り込もうとしているこの作品に好感を持ちました。
鶴本 晶子 氏
「インバウンド」という言葉は今非常に形骸化してきており、どのように観光客を迎え入れるかということが「おもてなし」の一言で大きく捉えられたり、
ビジネスというところになっていたりします。そういう事がある中で「体験の質」みたいなものを提案できた方が良いと思い、世界からの観光客に対し、
体験の誘発ができているこの作品は素晴らしいと感じました。
特別賞
作品タイトル
城?あぁ、薪にした。
お名前
永瀬 瑛美さん
作品説明
外国人旅行客に人気のお城。
実は、私の住む鳥取県米子市には今建っているお城はありません。
なぜなのか、その理由がびっくりなんです!
2020年に向けて注目されている日本、そして外国人が訪れるべき観光地ランキング1位にも選ばれて訪れる人が増えている鳥取だからこそ、こんな鳥取知らなかったを体験してほしいと思い作成しました。
審査員コメント
西 樹 氏
クリエイティブとして「言いたいことを一回吸収して飛躍したもの」と「言いたいことをストレートに出すもの」と方向性が2つあると思っています。
今回はクリエイティブのコンテストなので、そこをグッと飲み込んでシンプルに生み出すものが基本的に良いのでは、という方向で選ばせていただきました。
この作品に関しては、地元の方も知らない方がいらっしゃると思うのですが、そこにちょっとしたストーリーがあることを端的に表すコピー力と表現力がすごく良いと感じました。